桐朋中学校 2022 大問3もどる
答え
(1)59本
(2)2.5m

大問3 の答え

  • (1)59本
  • (2)2.5m

まず問題の整理

長方形の土地に、下の図のような黒い線が引いてあります。

長方形ABCDと黒い線(周とEF) 長方形ABCD。よこ150m(AE100m、ED50m)、たて100m。辺AD上の点E、辺BC上の点Fを結ぶ線EFも黒い線にふくまれる。旗はA・B・C・D・E・Fの6点と、その間に等間隔で立てる。 A E D B F C 100m 50m 100m 50m 100m 100m 100m 赤い点=先に旗を立てる6か所

黒い線は「長方形の周(まわり)+ まん中のたて線EF」です。EF をわすれないのがこの問題の第一関門。

まず黒い線の全長を出しておきます。

長方形の周:(150 + 100)× 2 = 500m まん中の線EF:100m 合わせて 600m

旗は、まず A・B・C・D・E・F の6か所に立て、そのあととなり合う旗が等間隔になるように 間に立てていきます。

(1)の考え方 ― 「区間」に分けてから植木算

6つの点で区切ると、黒い線は次の7本の区間に分かれます。

区間長さ本数
A–E、B–F、A–B、D–C、E–F100m5本
E–D、F–C50m2本

たしかめ:100 × 5 + 50 × 2 = 500 + 100 = 600m ✓(さっき出した全長と合う)

ここで植木算の出番です。1本の区間について、両はしの旗はもう立っているので、 数えるのは「間に新しく立つ旗」だけ。

100mの区間を10mおきに区切ると、10等分されます。区切り目は9か所。

100 ÷ 10 = 10 等分 → 間に立つ旗は 10 − 1 = 9本

50mの区間も同じように、

50 ÷ 10 = 5 等分 → 間に立つ旗は 5 − 1 = 4本

あとは全部たすだけです。最初の6本を足しわすれないこと。

100mの区間:9 × 5 = 45本 50mの区間:4 × 2 = 8本 はじめの6か所(A・B・C・D・E・F):6本 合計 45 + 8 + 6 = 59本

(2)の考え方 ― (1)の式をよく見ると近道がある

(1)の答え59本を、全長600mと間隔10mだけで書き直せないか考えてみます。

600 ÷ 10 − 1 = 60 − 1 = 59 … ぴったり59本!

これは偶然ではありません。理由はこうです。

  • 「全長 ÷ 間隔」= 黒い線ぜんぶの区切り目の数(= 600 ÷ 10 = 60)
  • 区間は7本あり、区間ごとに「両はしのうち片方」を数え落とす形になるので −7
  • でも、はしの点は6か所あるので +6

旗の数 =(全長 ÷ 間隔)− 7 + 6 =(全長 ÷ 間隔)− 1

この関係が分かれば、(2)は一瞬です。旗が239本のとき、

239 = 600 ÷ 間隔 − 1 600 ÷ 間隔 = 240 間隔 = 600 ÷ 240 = 2.5m

たしかめ: 間隔2.5mで数え直します。 100mの区間は 100 ÷ 2.5 = 40等分 → 間に39本。これが5本ぶんで 39 × 5 = 195本。 50mの区間は 50 ÷ 2.5 = 20等分 → 間に19本。これが2本ぶんで 19 × 2 = 38本。 はじめの6本を足して 195 + 38 + 6 = 239本 ✓ 合いました。

なお、間隔は 100mも50mもわり切れる長さでなければなりません。2.5mは 100 ÷ 2.5 = 40、50 ÷ 2.5 = 20 とどちらもわり切れるので、条件を満たしています。

ポイントのまとめ

  • 図の黒い線を見落とさない。 この問題はまん中のEFを入れるかどうかで答えが変わる。 「旗を立てる点」が6つある=6点すべてが黒い線の上にある、というヒントにもなっている。
  • 線が枝分かれしていたら、点で区間に分けてから植木算。区間ごとに「間に立つ本数=等分数−1」。
  • (1)の答えを式のまま見直すと、(2)が計算1回で解ける。 同じ大問の中では、前の小問が次の小問のヒントになっていることが多い。

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